売れる営業マンはメンタルが安定しているように思えます。
ですが、どのようにするとメンタルを安定させることが
できるのでしょうか？今回は営業マンがメンタルを安定させられる
ケア方法をお伝えします。
落ちたメンタルを癒やす！トップセールス流メンタルケア術とは
営業コンサルタントの立見です。
今回の記事はメンタルが落ち込みがちな営業マン必見、
メンタルを安定させたい時にやるべきことをお伝えします。
営業にとって、メンタルが不安定なのは致命的ですよね。
メンタルが不安定だと、
「どうせ訪問してもダメだろう…」
「どうせ売れへんやろう…」と、
自信もなくなって行動が鈍ってしまうでしょう。
また、誘惑にも負けやすくなり、
営業をサボったりすることも増えてしまうのです。
もう10年以上前の話になるのですが、
私も数字下がってメンタル下がってしまっていた時は、
用もなく喫茶店に入ってみたり、サボったりしてしまう時もありました。
本当に当時の自分に「なにやってんねん！」と怒りたいぐらいなのですが、
メンタルが下がってしまった時は自分に甘えてしまいますよね。
こうして成績が下がると、さらにメンタルが不安定になるという
負のループに陥ってしまいます。
しかし、ここで絶対にサボったり止まったりしてはいけません。
こういうメンタルがやられてるときこそ、自分を奮い立たせて
もっと行動していかないとダメなのです。
ここで行動が止まってしまうと、
蟻地獄のようにもうこの負のループから抜け出せなくなってしまうのです。
抜け出せなくなったら大変で、
もがけばもがくほど負のループにハマってしまうという感じです。
この負のループにハマらないように、
メンタルはしっかりと自分で整えていかなければなりません。
やはり売れている営業マンなどは、メンタルがやられるようなことがあっても、
表に出さずに淡々と次のやるべき行動に移していきます。
これは誰でも鍛えることができますので、
今からメンタルを安定させるためにやるべきことを3つお伝えします。
メンタルが落ち気味なのでもっと頑張りたい！
自分を変えたい！という方は、ぜひ最後までご覧ください！
メンタルを安定させるためにやるべきこと①事実と解釈を分ける
メンタルを安定させるためにやるべきこと
1つ目は「事実と解釈を分ける」です。
メンタルが弱い営業マンの多くは、「事実」と「解釈」を
分けられないことが多いのです。
失敗した事実に対して必要以上に、自分を責めてしまう傾向があるのです。
そして、悪い部分ばかり見てしまって、さらに気分が落ち込むという感じです。
「あ～今月は数字が悪い！」とか、
「成約率も最低やん！」とか、
「単価もめっちゃ低いやん」など、
こんな感じで「自分を責める」という行為は脳に強いダメージを与えてしまいます。
ある大学の研究では、自分を責める回数が多い人ほど、
感情コントロール機能に関わる灰白質(かいはくしつ)というものが
減少することがわかっています。
自分を責めれば責めるほど、感情を自分でコントロールすることができなくなり、
メンタルがさらに悪化して不安定になってしまうという形です。
これを避けるためにオススメなのが「事実と解釈を分ける」という方法です。
人はついつい物事を良い悪いで捉えがちです。
外に出た瞬間雨が降ってくると
「うわ！今日ツイてない〜」と思ってしまうのもその一つですね。
でも、雨が降ること自体は自然現象で、別に良い事でも悪い事でもありません。
雨が降った「事実」に対して、自分が「最悪やん」と「解釈」している感じです。
これってただただ起こった事実を自分の解釈で悪い方向に考えているのです。
そうして事実と解釈をきっちりと分けることができれば、
心を必要以上に傷つけることはありません。
例えば、絶対に決まると思っていた大切な商談を外してしまったとしましょう。
「うわ～絶対に決まると思ってた商談外した自分ってほんまにダメやな～」
と思うのではなく、
「商談に失敗した」という事実がある。
それに対して「自分はダメだと」という解釈をしている
自分に気づくことが非常に大切なのです。
ここは本当に大切なことなので、
いつもネガティブなことばかり考えている営業マンは、
ここの事実と解釈が本当に分けられてないのだなと思います。
逆に、いつもポジティブな営業マンはここの事実に対して
肯定的な解釈をしてるという感じです。
これを無意識的にしている営業マンは最強ですし、
いつも前向きでポジティブです。
さっきの商談を外したケースでいくと、
「商談に失敗した」という事実があって、
ここの解釈を変えることが大切なのです。
「商談に失敗した」という事実に対して、
「今回はクロージングで最後の一押しができなかったな～
そこを改善していけば、次は絶対に契約できる！」と、
解釈を肯定的に捉えられるように意識していきましょう。
「商談に成功することもあれば失敗する」これは紛れもない事実です。
その事実が分かっていれば、必要以上に悩んだり傷ついたりすることはないです。
明日の営業活動からはこの「事実」と「解釈」を分けていってください。
これをしっかりと分けることができれば事実一つに対して、
あなたが必要以上にメンタルがやられることもありません。
しっかり意識できればメンタルが安定すること間違いなしです。
メンタルを安定させるためにやるべきこと②大丈夫と言う言葉を口癖にする
メンタルを安定させるためにやるべきこと、
2つ目は「大丈夫と言う言葉を口癖にする」です。
メンタルがイマイチ安定しないあなた、
ある言葉を意識的に使っていく方法がオススメです。
その言葉というのが「大丈夫」です。
実は、心理学の言葉で「プライミング効果」というものがあります。
事前に見聞きしたことがその後の判断や行動に影響を与えるという効果です。
例えば、小学生のころに友達と
“10回クイズ”をやったことはありませんか？
「ピザって10回言って！」と言うひっかけクイズです。
10回言い終わると、
「じゃあここは？」とひじを指された時に「ひざ！」と答えてしまうやつです。
このように、聞いた事前情報の刺激(プライマー)によって、
我々の思考・行動(ターゲット)が影響を与えることがあるという心理現象です。
この「プライミング効果」を使って
「大丈夫」というポジティブな言葉を口にしていると、
あらゆる物事についても前向きに捉えることができるようになります。
商談を外したり、お客様に心無いことを言われたら、
「次は大丈夫！」とつぶやいてみましょう！
きっと心も軽くなってくるはずです。
反対に、いつも自分を甘やかしてしまうという方は、
この「プライミング効果」を使って「まだまだ」を口癖にしていきましょう。
飛び込み訪問やテレアポなどをしていて、
いつもより数が少なかったら「まあいいか」と思うのではなく、
「まだまだ」と甘えそうな自分に対して、自分を奮い立たせていく感じです。
これで自分を奮い立たせることができれば、
人より行動量が増えるのであなたの営業成績もグンと上がっていくはずです！
是非、意識してみて下さいね。
メンタルを安定させるためにやるべきこと③お客様の声を思い出す
メンタルを安定させる為にやるべきこと、
3つ目は「お客様の声を思い出す」です。
メンタルがやられそうなときは、自分を好いてくれている
お客様の声を思い出してみて下さい。
メンタルが弱ってしまい「売らなきゃ！」という気持ちが強くなってしまうと、
焦って本当にお客様のことを思って提案ができなくなってしまうのです。
「どう説得してやろう」とか
「絶対NOと言わせない」などと
そういったマインドで商談に臨んでも、うまくいくわけがありません。
お客様はあなたの心を敏感に察知しています。
そういった下心が透けてバレてしまうのです。
そんな下心がある提案をしても、お客様の問題を解決することはできません。
我々、営業マンはお客様のことを考えて提案するべきです。
「売らなきゃ！」という精神は営業マン主体の考えです。
お客様のことを真剣に考えて提案することができれば、
きっとお客様も心を通わせてくれると思います。
実際、過去にお客様から、
「〇〇さんが担当で本当に良かった」など、温かい言葉をもらったことはありませんか？
僕も昔長い間、担当していたお客様は部下に引き継ぐとき、
「立見さんが担当で良かった！ありがとうございます！
引き継いでも、また顔出してくださいね！」と言われた時のことを
時々思い出すのですが、必要としてくれてたんだな、と嬉しい気持ちになります。
あなたを必要としてくれるお客様って世の中にはたくさんいます。
メンタルが弱って行き詰ってしまった時は、
過去のお客様の声を思い出してみたり、
お付き合いのあるお客様に会いに行ってみたりしましょう。
きっと自信を取り戻すことができ、
あなたのメンタルも安定していくこと間違いなしです。
いかがでしたでしょうか？
今回はメンタルを安定させる時にやるべき3つのことをお話しました。
まとめると、
1つ目は「事実と解釈を分ける」です。
物事について良い悪いの評価を付けず、
ただただ一つの事実として受け止めましょう。
そして、その事実に対してどう解釈していくかはあなた次第です。
悪いことを悪いことだと嘆き止まった人はチャンスを逃し、
良いことは良いことだと満足した人は足元をすくわれます。
心を必要以上に傷つけず、我々営業マンは目の前の仕事を
ひとつひとつこなして行動していくのみです！
2つ目は「大丈夫と言う言葉を口癖にする」です。
「大丈夫」を口癖にすることで物事を前向きに捉えられるよう
自分をコントロールできます！
そして、自分に甘えそうになったときは、
「まだまだ！」を口癖にして自分を奮い立たせていきましょう！
これであなたの営業成績もアップするはずです。
3つ目は「お客様の声を思い出す」です。
過去にもらった温かい言葉を思い出すことで、
営業マンとしての自信を取り戻すのです。
振り返ってみると「あなたに出会えてよかった」と言って、
心から信頼してくれたお客様がたくさんいるはずです！
その言葉を糧にまた次の商談に望めば、
きっと自信もついて契約に繋がるはずです！
「メンタルを強くする」というのはすぐには難しそうですが、
「メンタルを安定」させることなら、今すぐ始められそうですよね。
今日お伝えした3つのことを落ち込みそうになったり、
メンタルがやられそうになったら、
実行して心を鍛えてトップセールスを目指していきましょうね！
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